NISAというか投資信託は『必要な時にだけ売る、それ以外は長期保有する』が基本です。
その必要な時とは3つあります。
①投資目的が来た時
留学、結婚、住宅購入、子どもの進学などの大きな費用の掛かるライフイベントの時には売却しても良いと思います。売却するタイミングでの投資環境がマイナスの状況ということもあり得ます。そこでライフイベントの場合には1年前には売却をしておくのをおススメします。
②投資の効果が小さいと考えた時
ジャンルである先進国、新興国やテーマである半導体、金融などに特化した投資信託に投資しているとします。この投資信託が長期的に値下がりする、または値上がりが見込めないと考える場合には売却しても良いと思います。
③より良い投資先があると考えた時
②と状況的には同じになるかもしれません。投資して数年を経過すると投資環境も購入時と変わっていると思います。その時により投資効果がある投資先があると考える場合には売却しても良いと思います。
④株価が暴落した時 インデックス投資であれば、暴落しても売却してはいけません。(なので冒頭で3つとしました)暴落時に売却して、底値のタイミング買えれば良いですが、いつの間にか値が戻り、売却時より高くなっていることがほとんどです。「稲妻が輝く瞬間」に相場に居続けた方がリターンは大きいといわれています(チャールズ・エリス著敗者のゲーム)。さらにNISAの場合には投資枠が戻るのは次年度になるので良いタイミングでNISAは買えない可能性があります。
もし、単元株だった場合にはストップロスを決めておき、例えば高値から8%下落したら売却するなどのルールを決めて売却するつもりです。ただし、NISAでは損益通算ができませんので注意が必要です。
なお、証券口座の場合には売却して即日に現金が入るわけではありません。投資先によりますが、4~8営業日を目安としてください。証券口座から銀行口座への入金は特定の設定であれば即日、通常の口座では15時までの申請で翌日、それ以降で翌々日となります。