NISAは自分年金として最適です。ここでは年金として活用する場合の取り崩し方について考察します。結論から言うと65歳から25年で使い切ると考えて、最終積立額÷25の均等割りで良いです。
NISAを毎月5万円、ボーナス月30万円を15年間積立ます。元本は1,800万円でNISA枠いっぱいに積み立てることができます。ここで想定利回りが7%の場合、運用収益は約1,300万円で、最終積立金額は約3,000万円となります。
65歳から90歳まで25年間NISAを取り崩していくと、年間120万円(月額10万円)を年金に付加することができます。ここで冒頭で使い切ると述べましたが、運用しながら取り崩していってもお金は残ります。実は÷25年という数字は4%の定額取り崩しに相当し、米国の「トリニティスタディ」でいう4%ルールになります。単純に計算すると想定利回りが7%で物価上昇率が3%で取り崩しを4%にするとお金は減らないことになります。これはFIREを考える人たちが良く考える方法です。
4%ルールには定額と定率の2つの手法があります。利回りが4%+物価上昇率以上であればどちらでも同じような金額になりますが、年金として使い切るのが目的なのであれば定額でよいかと思います。むしろ4%といわず、7%でも良いかもしれません。